【墨絵のような一期一会の器】景(けい)のご紹介

『景(けい)』のご紹介

和のテイストを残しつつも、洋や中華などでも使えるように、というコンセプトで作られたこのシリーズ。

墨を思わせる一枚一枚異なる表情が魅力です。


「景」の特徴である墨が滲んだかのような模様は、一般的な転写方式ではなく、実際に釉薬を垂らし込むことで生み出されます。

転写の方が均質な模様を作ることが出来ますが、それは言い換えれば、物作りの醍醐味である「偶然」が起こりにくいということでもあります。

空に浮かぶ雲がそうであるように、偶発的に表れる事象というものは、時に作為的なものには無い強烈な魅力を生み出すことがあるのです。


同じ「景/ラウンドプレート」の白でも、一枚ごとに表情が違います。

左のものはトロリとした墨が今にも流れ出しそうな動的な雰囲気を持っていますが、右のものは掠れたような淡い模様が風化して砂浜に埋もれゆく岩や貝のようにも見えて、どこかアンニュイな表情。

また同じ器でも墨の位置が変わるだけで見え方が変わります。上にあると水面に落ちた墨がブワッと広がったかのように見えるのに対し、右下に来た時は雪を割って岩間に滲み出る湧き水のように見立てることが出来そうです。

解釈は人それぞれあって良いでしょう。

とかく墨があることによって、器に方向性が生まれ、「正面」を作ることが出来る、というのがこの「景」の特徴だと言えます。


長角タイプは横はもちろん、縦使いもおすすめ。

さながら掛け軸のように画を作ることが出来ます。

「景」というネーミングも、一枚一枚違った「景色」を持っていることから、「料理という絵の具で自由に景色を描いて欲しい」という意味合いから付けたものです。


少しコツが要る商品ではありますが、その分だけ味わいが深くなる器だと思います。

是非、表情の違いを愉しんでいただきたい一品です。

※オンラインストアでも取り扱っておりませんので、ご検討いただける場合はメールかお問い合わせフォームまでお知らせください。