【コラム】オリジナルティースタンドを作る①

<オリジナルティースタンドを作る①

当初は一部のティーハウスや高価格帯ホテルのみの扱いだったアフタヌーンティーメニューですが、今ではすっかり定着し、行事のようにファミリーで楽しむようなスタイルも見られるようになりました。
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これに合わせて、ティースタンドもオリジナルのものを使いたい、というお問い合わせが増えてきました。
そこで、今回から数回に分けて、オリジナルティースタンドを作る流れについて触れたいと思います。
第一回はスタンダードになりつつある「折りたたみ式ティースタンド」をベースにカスタマイズする方法です。

『折りたたみ式ティースタンド』は、ラインナップの中でのスタンダードに位置する商品です。改めてその強みをまとめると、

【POINT① 折りたためるので収納時に場所を取らない】

【POINT② 剛性の高いステンレス材を採用。ハードユースに対応可。】

【POINT③ 国内製造なので塗り直しなどのメンテナンスがしやすい。長く使える。】

という3点が挙げられます。
特に、①の折りたたみ機能はバックヤードが狭いお店ではかなり重要なポイント。たたむと概ね3.5cmほどになるので、決められたスペースにより多く収納できることになりますので、収益性にも関連してきます。
あまり触れられませんが、②③も実はとても重要な要素。
折りたたみできるスタンド自体は市場に色々と出回っていますが、アームが可動する関係上、どうやっても摩耗や擦れは避けられないという特徴があります。中にはこの可動部が非常に弱いものもあり、1シーズンで使い捨てるというような事例も見られます。
廉価なモデルでも決して安価ではないですし、SDGsの観点からも長期間使える方がメリットが大きいと言えます。
③に関しては次回の『カラーでカスタマイズ』で詳しくご紹介します。

レギュラー仕様の『折りたたみ式ティースタンド』はそれぞれ、2段にはT字型、3段には四角型のグリップが付いています。
この部分は共通規格になっているので、簡単に付け替えができるようになっています。
この機構を利用して、オリジナルのトップパーツを付けることが可能です。
簡単なことのようですが、トップパーツが変わるだけで結構と印象が変わるもので、一気にオリジナリティが増します。

【カスタムポイント① 持ち手をカスタマイズする】

最もスタンダードなのが、お店のシンボルやイニシャルをモチーフにする場合です。
今回は「Lemo(リモ)」という架空のスイーツブランドを例に見てみましょう。ちなみに、レモンケーキが売りという設定で考えました。
例えば、このロゴの場合は概ね3パターンが作れそうです。
まずはLemoの”L”だけをピックアップしたもの、次に”Lemo”の4文字をアレンジしたもの、最後にレモンにフォーカスしたもの。
この時、一目でそのお店だと伝わるアイコンになると、SNSなどでも写真に撮りやすいポイントになってくれます。説明しやすいとサービスするスタッフの方も言葉が出やすくなるので、質の向上にもつながったりします。
実際にオーナメントにしたCGイメージはこちら。
『レモン型』は持ち手をイメージして空洞にしましたが、知らないと少しリンゴっぽく見えてしまうかもしれませんね。
ちなみに、できないパターンも存在し、例えば『レモン』のパターンをベースに元のロゴにある粒々を入れたい場合、普通にロゴ通りだと粒々が宙に浮いてしまうので作ることができません。(画像はCGなので出来ています。)
この他、例えば『固』の中の”古”のように、どこにもつながっていないパターンも難しいことがあります。
今回で言えば、ベースを1枚板にして粒々を切り抜く形にすれば解決しそうです。結果的に一番レモンらしさが伝わる形になったかもしれませんね。

オーダーメイドで0から作るのも良いのですが、工夫次第でオリジナルのティースタンドを作り上げることは可能です。ぜひ無理のない範囲でご検討いただけたらと思います。

次回は同じく高コスパなカスタマイズである『カラー』について触れたいと思います。


ご相談は以下までお願いいたします。

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